専門医資格の重要性と資格取得に必要なこと

他の診療科目と同様に、整形外科にも専門医の資格が存在しています。
少し前までは、専門医などになってもあまり意味はなく、仕事をする上でもメリットや活用できる場面がないと言われていました。
今でもそうした考え方を持っている医療専門家はいるかもしれませんが、その様子が少しずつ変わってきていることも確かです。

そのため、整形外科医が敢えて整形外科専門医の資格取得を目指す、これは悪いことではありませんし、むしろ非常に有意義なこととなるでしょう。
絶対にそうであるとは言えませんが、整形外科専門医の資格取得者は、そうではない整形外科医と比較しても専門的な知識を有し、一定の診療スキルを獲得しています。

資格を取得していないだけで多くの経験を積んできた医師の中には素晴らしい知識やスキルを持っている医師もいるはずですが、少なくとも専門医資格はそれを自他共に認める手段となるため、その重要性は非常に大きいと言えるでしょう。
キャリアアップにももはや欠かせない専門医の資格
積極的に目指すべき対象となるはずです。

この資格を取得するには、日本整形外科学会の会員である必要があり、加えて、同学会が認定した医療施設で臨床研修を一定期間積まなければいけません。
この、認定施設で臨床研修を受けるだけでも、その経験がない医師と比べればキャリアアップのための土台を作ることに寄与するはず。
受験資格を得たのち、試験に合格すれば、晴れて整形外科専門医となることができます。

専門医資格は転職にどう影響するのか

転職サイトなどに掲載されている医師募集の求人票、こうしたものを眺めてみても、例えば応募資格の欄に「専門医有資格者」などと書かれていることはほとんどありません。
少し前までは専門医の資格など役に立たないと言われていた理由はこうした傾向にもあったようです。

今でも、求人レベルで見ればその傾向は続いているものの、しかし、実際に採用するかどうかの場面になると、専門医資格を重視する医療施設も増えてきているといいます。

一般の患者にも整形外科専門医というものの存在が知れ渡るようになり、その資格を持っている整形外科医に診てもらいたいと考える人が増えたことが影響しているのでしょう。

医師募集をかけている医療施設側も専門医の資格を有している医師なら安心感があるでしょうし、経歴が似通っている応募者が複数いた場合、この資格の有無で最終的な判断をする病院や診療所も少なくはありません。

キャリアアップのためのみならず、転職にも一定の有効性を持つ専門医資格。
持っているに越したことはないでしょう。